ダルビッシュ投手の「驚異の動画」が話題になっています。
5種類の球種を投げて三振を取る投球フォームを合成した「驚異の動画」がアメリカのメディアやベースボールファンの度肝を抜いています。
完璧なまでの変化球のキレと正確無比な投球フォームは芸術の域まで達しているといえます。
24日のエンゼルス戦で今シーズン4勝目をあげたレンジャーズ・ダルビッシュ有投手がエンゼルスの主砲プホルスからバットにまったく触れさせない完璧なピッチングで空振り三振を取「驚異の動画」が、翌日25日の全米メディアやファンの間で話題になっています。
NBCスポーツ電子版でこのときの投球の様子を合成した動画がすごいと評判になっています。
ダルビッシュ投手がエ軍主砲プホルスに投げた5種類の変化球を投げる投球フォームを特殊撮影で重ねた動画が紹介されています。
この動画で確認できるのはダルビッシュ投手の右腕から放たれる5つの変化球はほぼ同時にリリースされて、プホルスはまったくタイミングが合わずにバットが空を切って空振りする映像なんですが、驚くことにこの投球時に投げるボールは「全て同じリリースポイントから投じられている」と、完璧な投球フォームに全米のベースボールファンも驚くばかりだといいます。
このときエ軍に投げた変化球の球種はツーシーム、カットボール、スライダー、 カーブ、それとストレートの5球種。
そしてこの5つのボールを投げるフォームはほとんどブレていません。
驚くことにボールをリリースする腕もほとんど同じ軌跡をトレースしています。
しかし全米が驚くこの一糸乱れぬダルビッシュ投手の正確無比なピッチングフォームですが、こんなの日本の野球ファンの間では当然のことでしょう。
ダルビッシュ投手の精密機械のような投球はメジャーに行ってからではなく、日本でプレーしていたときからすでに確立していたものです。
日本での投球を同じく合成したスーパースローの動画を見てみましょう。
とくに6分40秒あたりから見ることができる投球フォームを重ねた映像は圧巻です。
球をリリースする瞬間までまるでコピーしたように乱れのない精密機械のような投球フォームは芸術の域に達しているといえます。
こんな芸当ができるのは全米はもちろん、世界でもダルビッシュ投手しかいないんじゃないでしょうか。
最後に、意外と知られていないダルビッシュ有投手の本名ですが、以前は「ダルビッシュセファット・ファリード・有」でした。
イラン人の父親と日本人の母親の「ハーフ」ですが、以前はイラン国籍と日本国籍の両方をもっていた二重国籍状態でしたが、日本の国籍法では22歳までにどちらかの国籍に選択しなければならないということで、母方の姓の「東本」を選んで「東本有(ひがしもとゆう)」が本名になりました。
いまでも「ダルビッシュ」と呼んでいますが、正式には「東本」と呼ぶべきかもしれません。
でもやっぱり「ダルビッシュ」が一番しっくりきますよね!
つい先日、完全試合をあと一人で逃してしまったダルビッシュ投手ですが、今シーズンはまだまだ始まったばかり。
ダルビッシュ有投手は今シーズンに世界が驚くような記録など、きっと偉業を達成してくれると信じています。
海の向こうでがんばっているダルビッシュ投手を応援します!